農園紹介
当園の想い・行っている事をお伝えします。
農家の想い
にごりや農園にとって農業は、代々続いてきた、大切な生活の糧であるとともに
農は、我が家にとって大好きなことなので、大切に守っていきたいと思っています。
今、我が家では私たち夫婦と息子の3人で、野菜を作っています。
夏は直売を中心とし、冬はうどが中心となる野菜農家です。
野菜約40種類及び果樹の栽培をしており、加工場では妻が中心となって漬物、
ジャム、シフォンケーキなどの加工品も作っています。
これらの販売は市民とのふれあいを大事にする信念から直売所で行っています。
小平産野菜の市民への普及、都市農業の理解を得るために家族で協力しながら
収穫体験、学童農園などのふれあい農業もおこなっています。
「平成22年度 都内産農林水産物を使用した料理コンクール」では、
忙しい農作業の時間を割いて出品した「小平の恵みたっぷり煮だんご」で一般の部で最優秀作品を受賞、
さらに東京農業大学で行われた「平成23年度 食と農の未来を考えるシンポジウム/日本の食を支える発酵の不思議」。
「平成26年度食からの健康づくりシンポジウム/コウケンテツさんに学ぶ!野菜たっぷり健康食生活」では
野菜生産者の立場からパネリストを務める。
農業経営においては将来への継続農業を目指して小平ではまだ少ない
「家族経営協定」を結び家族お互いの役割を明確にしたメリハリのある進歩的手法を実践しています。
学童農園も開園しています。
我が子の学級崩壊から始まった農園です。
生徒の皆さんそれぞれが、「野菜と同じくみんな違っていいんだよ。」と
いうことを伝えたい思いではじめました。
現在は、小学4年生が対象で、1年間、畑に来てもらい、作物を育てることを教えています。
また、子供と一緒に、毎回十数人の保護者の方にも、お手伝いに着て頂いていて、
子供たちの様子を知って頂く事はもちろんですが、
保護者同志の親睦も深まっているようです。
(子供たちと)1年を通して作業することで、こちらから教えるだけでなく、
私自身も、子供たちから多くのことを学んでいます。
特に、野菜も人間も同じで、一つ又は一人だけ良くてもだめで、
周りの環境(他作物又は他者)が良くならないと改善の方向に向いていかない。
ということや、自分が関わることで、思いが深くなり、考え方が変わるということを実感しました。
子供たちは、種まき・育て・収穫し・調理し・販売をした事で、
責任感・連帯感など意識が変わったのがとてもよく分かります。
学校の先生からは、学童農園を体験した生徒が、給食の時間に他の学年の残菜を見に行って、
残してはいけないと声掛けをしているという話も聞き、その生徒自身の野菜嫌いが治っただけでなく、
周りの生徒にも野菜(食べ物)の大切さを伝えているということも聞くことができました。
(野菜嫌いだったのが食べれるようになった。自らが育てた野菜を大切にしてくれないと、
とても切ないと言う事を伝えてくれました。)
このような経験がきっかけで、(この事により)私も、
色々な事に前向きにチャレンジして行こうと考えるようになりました。